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2005年08月07日

通信販売が市民権を得たころ(70~80年代)

ひとつの商品に、フォーカスをあてて、商品のこと、生産者のこと、製作への思い、などその商品の由来を語る「物語」が勝負なのが「単品通販」であることを話しました。

逆の言い方をすると、この「物語」が語れない商品は、単品通販で売るのはむずかしいということになります。

日本の通販の歴史を見ていくと、少し理由がわかります。
通販の歴史は、ユーザーの変化の歴史でもあります。

70~80年代に、大手通販会社のカタログがどんどんでました。「ニッセン」「ディノス」「セシール」などのファッション・カタログ通販の会社です。

これらの会社のカタログには、一般的に好まれる商品が満載で、さらに価格的なお得感もありました。

今のユニクロのような存在でしょうか。

ユーザーからみたとき、デザインがそこそこ優れていて、価格が手ごろ、さらに種類が豊富であるのが通販、好みにあった商品が安価に入手できるのが魅力でした。

当時、これらの通販の成長率は前年比15~16%でした。
これらの企業の成長が、小売業界のなかで、通信販売のポジションが確かなものになっていきました。

このカタログの商品は、1枚の写真とキャッチコピー、スペック、価格だけが載っていました。それでも、よく売れたファッション・カタログ通販全盛の時代でした。

その後、生活関連の商品が増えていき、まさに総合百貨店のようなカタログになっていきました。

通信販売が市民権を得た時代です。


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Posted by hitoshi at 21:37│Comments(0)通販ノート
 
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